障害のある中２次女のお気に入りの本

身体と知的障害のある中２次女。

検査では３歳ぐらいの知能と診断されていて、
ひらがなとカタカナはどうにか読めるようになりましたが、
漢字は読めません。

そんな次女がめずらしく本を手にとっていたので、
「何の本を見ているのかな～？」と近づいてみると…

あれ？？？
こんな本持ってたっけ？




ひょっとしてこれは…

やっぱり！
お姉ちゃんの体育の教科書！

いつの間にか長女の部屋から持ってきたようです。

長女の部屋にはマンガや次女が見ているアニメの原作本もあるのに…
なぜこれを持ってきた？
しかも下敷きを挟んでいるし。笑

「しばらく使う予定がないから、持っててもいいよ～」
と長女がいうのでそのままにしておいたら、
次女は毎日のように何時間も見ていて、

寝るときには枕元に置くというほど気に入っている様子。

漢字は読めないし、内容を理解できないだろうに
どうして体育の教科書をそんなに気に入っているのか？
本当に謎でしかありません。

ただ、これは長女が来年度も使う教科書。
ずっと次女の側に置いておくわけにはいきません。

そこで長男が使っていた教科書がまだ押し入れにあったはず…
と探してみると見つけました！
ほぼ同じ教科書！

長男と長女は違う高校だけど、
体育の教科書は同じでよかった～◎

次女が寝ている間にこっそりと差し替えておきました。

ささいな変化にも敏感に気づくタイプの次女。
教科書を手にとって、一瞬「あれっ？」と不思議そうな顔をしていましたが、
差し替わったとは気づかずにいつもと同じように見ていました。

少し離れたところでドキドキしながら次女の様子をみていた母は、
次女が気づかずに丸く収まってホッとしていたのでした。

　　　
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