母が愛用した本と思い出の味
みなさんの思い出の味はなんですか?
わたしは小さいころ母がおやつに作ってくれたキャロットケーキです。
何度食べてもあきない素朴な味で、
よく母にリクエストして焼いてもらった記憶が残っています。
数年前、11年間の闘病生活の末に亡くなった母。
遺品整理をしていたときに、
キャロットケーキのことを思いだし、
無性にあの味が食べたくなりました。
「この本の作り方が一番おいしい」
そう母が言っていたお気に入りのレシピ本は、
たしか表紙にケーキの写真とNHKと書いてあったような…?
かすかな記憶を頼りに母の本棚を探してみたけど、
見つけることはできませんでした。
その後、ネットや図書館で調べても本の情報は得られず、
いろいろなキャロットケーキを作ってみたものの求めている味ではなく…
もう無理かなとあきらめかけていました。
ところが、少し前のある日のこと。
なにげなくTVを見ていたら、
ふと「もりやまさちこ」というキーワードが頭の中に浮かんできました。
必死になって調べていたときは、
肝心の著者名が全く思い出せなかったのに、
不思議なことに突然フッと思い出したのです。
著書名から本を調べてみると…
すぐに見つけることができました!
わたしは小さいころ母がおやつに作ってくれたキャロットケーキです。
何度食べてもあきない素朴な味で、
よく母にリクエストして焼いてもらった記憶が残っています。
数年前、11年間の闘病生活の末に亡くなった母。
遺品整理をしていたときに、
キャロットケーキのことを思いだし、
無性にあの味が食べたくなりました。
「この本の作り方が一番おいしい」
そう母が言っていたお気に入りのレシピ本は、
たしか表紙にケーキの写真とNHKと書いてあったような…?
かすかな記憶を頼りに母の本棚を探してみたけど、
見つけることはできませんでした。
その後、ネットや図書館で調べても本の情報は得られず、
いろいろなキャロットケーキを作ってみたものの求めている味ではなく…
もう無理かなとあきらめかけていました。
ところが、少し前のある日のこと。
なにげなくTVを見ていたら、
ふと「もりやまさちこ」というキーワードが頭の中に浮かんできました。
必死になって調べていたときは、
肝心の著者名が全く思い出せなかったのに、
不思議なことに突然フッと思い出したのです。
著書名から本を調べてみると…
すぐに見つけることができました!

お菓子研究家・森山サチ子さんの「NHKきょうの料理 洋菓子」
昭和50年に出版された本です。
図書館には置いていなかったけど、
中古本を手に入れることができました。
本を開くと、キャロットケーキはもちろん、
ほかのお菓子のところも見覚えがありました。
この本に間違いない!

早速キャロットケーキを作りました。
わが家は砂糖にてんさい糖を使っているので、
当時の母の味に少しでも近づけたいと義母に上白糖を借りて。笑。
焼いているときのケーキの匂いをかいだ瞬間、
「あぁ、この香りだ~!」
まるでタイムスリップしたかのように
小さいときの記憶が一気によみがえりました。
食べてみると、母が作ってくれたあの味にそっくり。
一口一口ゆっくりとかみしめるように味わいました…。
このキャロットケーキを作ってみて、
すいぶんと工程の多いケーキだと知りました。
昔の母は仕事や親戚付き合いで忙しかっただろうに
こんな手の込んだケーキを作ってくれていたのだなと、
懐かしさと共に感謝の気持ちでいっぱいに。
いろんな記憶や感情があふれてきて、
まだ頭の中の整理ができていないのですが、
これから生きていくうえでの心のエネルギーをもらったような…
そんな気がしてなりません。


最後までお読みいただきありがとうございます。
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by ohisamacafe339
| 2018-02-25 23:00
| 自分と家族のこと
|
Comments(2)

お母さんの思い出の味との再会、うれしいね!!きっと空のお母さんや神様が思い出させてくれたんだね☆こんなふうに、日々作るおやつが子供たちの記憶に残ってくれたらうれしいな^ ^
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naoちゃんへ
こんばんは☆
本を探していたときは著書名を全く思い出せなかったのに…ふと頭の中に浮かんできて、不思議なことってあるものだなと思ったよ!
naoちゃんが作るおいしそうなお菓子を見ると、わたしも作りたくなります^^
ほんとだね~、子どもたちの記憶に残ってくれたら…嬉しいね!
こんばんは☆
本を探していたときは著書名を全く思い出せなかったのに…ふと頭の中に浮かんできて、不思議なことってあるものだなと思ったよ!
naoちゃんが作るおいしそうなお菓子を見ると、わたしも作りたくなります^^
ほんとだね~、子どもたちの記憶に残ってくれたら…嬉しいね!