家の建て替え
2013年 07月 16日
建て替えるのは母屋ではなくて,9年前にリフォームしたばかりの離れ。
離れと隣の物置を解体して,私たち子世帯だけの新しいお家を建てます。
建て替えの最大の理由は2つ。
1.地震対策
私が住んでいる地域は,東海大震災のときに震度5強が想定されている地域。しかも,昔は池だったところが多いため地盤が弱く液状化現象が心配されています。
母屋も離れも築109年,耐震補強は全くされていません。東日本大震災のとき,こちらでは震度4だったのですが,家全体からメリメリッときしむような音が響き,家が壊れてしまうのではないかと怖い思いをしました。もし東海大震災が起きたら大丈夫なのか…不安が強くなりました。
2.シロアリ被害
数年前から,母屋のあちこちで羽根アリが飛んでいるのを見られるようになりました。
お家に詳しい人に尋ねてみると,シロアリの巣があるのではないかと言われ,確認してもらったところ…シロアリの巣が見つかりました。母屋のすぐ横にある大量の薪が原因だったようです。薪は義父がいつか使うかもしれないと長年母屋の横に置いてありました。使わずに放置してあったために,薪は朽ちて,シロアリのすみかに…。
そこで,母屋を解体して二世帯住宅に建て替える方向で話し合いをしました。
ところが,義父は母屋の建て替えに大反対!!
理由は2つ。自分が生まれ育ったお家を壊したくないから。そして,家を建て替えると,その家の世帯主が亡くなるという言い伝えがあるから。
2つ目の理由は,こちらの地域ではよく聞く話。実際に我が家のお隣さんも家を建て替えた年に亡くなられたそう。ただ,義母によると,ご高齢だったし,家の建て替え自体が原因ではなく,建て替えによる環境の変化が原因だったのではないかと。
でも,義父の言い分は分からない訳でもありません。
話は平行線を辿るかと思われたのですが,義父は母屋の建て替えの代替案を提案。
離れを壊して,子世帯だけの新しいお家を建てろ。母屋は解体しないで,親世帯が住み続けると。
義父は自分の希望を譲らず,私たちの希望を汲み取る方法を,義父なりに考えてくれたようです。
自分たちのこだわりが詰まった離れを壊すことには躊躇しました。
でも,「親世帯と同居」が前提で考えていた私たちに対し,義父は同居しなくてもいいって言ってくれた。義両親が元気な今しか建て替えのチャンスはないかもしれない。
義父の代替案に受け,建て替えすることに決めました。
まだ工事の日程は決まっていませんが,この夏には離れの大掃除をして,仮住まいの準備をしていきます。
家造りは大きな仕事故の大変さもありますが,自分たちの暮らしを見直すいい機会になり,やりがいを感じています。
これから,家造りについても少しずつ書いていこうと思います。こちらもよろしくお願いします。
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by ohisamacafe339
| 2013-07-16 13:45
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